診療支援ソフト

RS_Baseを楽しんで使いましょう

2004年7月

新機能収穫7月18日(日)鹿児島で全国大会があり、勉強してきました。「十分つかっている人がおかしいのです」という作者の山下先生の言葉が象徴しているように、自分自身もたくさんの機能のうち、ごくわずかしかつかっていないことが、この大会にでることで、よくわかりました。

とりあえず最近できるようになった新たな機能ですが、

2画面表示の機能が充実しました。電子カルテダイナミクス、RS_Baseの2画面の動きがスムーズになり、どちらかでも、患者カルテの移動が可能となりました。検査のある部分をクリックすると、ダイナミスクの所見欄に「○○月○日の胃カメラ検査の説明済み」というテキストが書き込まれるというようなこともできるようになっていました。
 また、「患者サマリー」といって、患者さんのこれまでの経過のまとめ(主な病状など)をダイナミクスに書き込んでいて、ダイナミクスでは「要約」というボタンをクリックすると書き込み閲覧ができます。これを左側のRS_Baseの画面に常時表示させることができるようになりました。患者さんは主に、左画面をみることになりますが、検査履歴だけでなく、サマリーと毎回の薬歴(次項)も同一画面上で見ながら診察をうけることになります。

薬剤情報が常時表示されるようになりました。しかも、ワンクリックでその薬剤の写真と説明を表示させることができます。写真付薬剤情報ソフトをダイナミクスの関係で5万円ぐらいで購入はしていたのですが、院外処方をスタートさせており、薬剤情報提供書を発行することはありませんでした。しかし、患者様が以前に処方されていた「あの赤い色の薬がほしい」といったお話をされたときに、一緒に画面をみてその薬をすぐに表示させることができます。
 今後の課題は、以前独自につくっていた薬効別写真一覧をつくることです。すべての薬でなくてもいいのですが、他の医療機関からかわってこられた患者さんで、それまで飲んでいた薬を確認するために、今は喘息とアレルギーの分はあるのですが、早急に「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」など代表的な疾患の薬の一覧表示ができる画像をこのRS_Baseに組み込みたいとおもっています。また、後発品や新薬の写真登録が間に合っていないので、ときどき写真が出ない場合もありますが・・・

 

グラフ表示ですが、薬歴グラフと血液検査などのグラフ表示を同一画面に表示せさることができます。この「糖尿病」「肝臓病」「高脂血症」の使用薬剤と血液検査グラフセットのほかに今回、抗凝固剤である「ワーファリン」と血液検査であるプロトロンビン時間(INR)のグラフセットを追加設定しました。最近、ワーファリンを処方件数が増加中で、経過を見るために重要と考えております。

他に、人間ドックの結果返しの報告にこのRS_Baseの画像貼り付け自在の診断書(紹介状)機能をつかいはじめました。受けた検査の代表画像を貼り付けて、総合診断でお返ししています。

2004年4月

デジタイザーを稼動開始

レントゲンフィルムのスキャナーといっていいでしょう。いくつかのメーカーがありますが、RS_Baseに取り込みやすいファイル形式になっているということで、日立デジタイザーにしました。午前や午後の診療終了近くなってくると、看護師さんが2番の診察室でとりこみをはじめてくれます。さっきとった写真の説明は生のフィルムで説明しますが、ファイリング済みのフィルムはRS_Baseの画面でします。診察室のモニターは17インチの液晶ですが、胸部レントゲンは前面表示がもう少し。19インチがほしい!!!
 他院でとったCTやMRIのフィルムもこれで保存。写真を分割して保存すると、表示の際に連続のスライドショーで表示すると「超リアル」!! MRAなどもスライドショーで表示させると、すごく立体的です。

2003年2月

RS_Base導入期

メーリングリストに入っていることが必須の検査データ管理ソフトで、少なくとも毎週、多いときは1日に2回もバージョンアップされる驚異的なシステムです。そのメーリングリストの表題が上記です。良くある既成の画像管理ソフトとは違って、痒いとことに手が届き、電子カルテシステムによくある「重たさ」もなく、ヘビーユーザーの方が言われる「さくさく」動くソフトなのです。

家庭医療学会関連のメーリングリストで、皆さんが絶賛されていたことから、めぐり合い、いろいろ勉強させていただきながら、 現在フル稼働中です。

インストールからパソコンの設定、LANの設定など幾多のハードルを越え、またまた立ちはだかる難問。そこを超えたときの満足感はなんともいえません(?)。最近、数名の方が寄って、新たなマニュアルを作っていただき助かっております。

現在まで、パソコン6台で稼動。導入できた順に検査項目などを紹介します

心電図 当初からフクダMEの心電図でフロッピー保存をしており、Viewerのソフトも担当の藤原さんに持ってきていただき、活用中でした。RS_Baseとはもともと一体のものといていいほどで、一発読み込み可能でした。  
ホルター心電図 旧ホルター心電計が2002年夏に壊れる。10年を過ぎて修理不可能。そして、メモリーカード式に買い換え。高いなあと思って買ったのがちょうど、そしてフクダMEの藤原さんも親切にもRS_Baseでみれることを教えていただき、感激です。本格的な解析は出来ないですが、ホルターをはずして、着替えていただいている間に閲覧でき、説明可能という優れもの。それも、カードアダプター代10000円弱の投資で・・・  
エコー/胃カメラ これも2002年度中に買い換え予定だったのですが、経営状態がもう一つということで、年度末になって検討を始めました。それが運のつきというもので、どこのメーカーもフルデジタル世代になって、売り込みに躍起です。ちょうどアロカが新製品発売キャンペーンで近畿圏で80台限定の値引きの案内がありました。フルデジタルの最近のエコーはどのメーカーも保存にMOディスクを標準装備。問題はこのMOディスクへの書き込むファイル形式でした。東芝のNemioはRS_Baseに一発書き込みできるようです。アロカは一発では無理か・・・ということでしたが、そこで登場したのが なんと米子の有限会社カスタネットさんです。エコーが一発でも、胃カメラにはどうしても、画像をRS_Baseに取り込めるように JPEGファイルの変換する必要があるのです。富士フィルムの器械を(定価60万円)などを買う必要があるのです。カスタネットさんの i Catcher2(購入価格40万円)があると、媒体を使わず、LANで半自動取り込みができます。ということで、エコーもMOへのファイル形式にこだわって高い東芝にするよりは、150万円以上安く、機能的にも東芝にひけを取らない、むしろ東芝以上とも思えるアロカに決定することにしたわけです。2003年2月中ごろ、寒い米子からカスタネットの両真先さんにきていただいて設定していただき、現在順調に稼動中です。

鳴海先生が検査日などは、検査が終わって、患者さんが着替えて、鳴海先生が所見を書き終えて、診察室に入ってこれらたら、MOの取りはずしなく診察室のパソコンで画像が見れます。エコーを買い換えたことは医療生協の機関紙「健康いちばん」で掲載されていますが、画像ソフトの稼動の方が変わったと見えるのではないでしょうか?

 
血液検査 年始早々のファルコ兵庫の糸瀬様にRS_Baseに対応できないかという相談を持ちかけると二つ返事でOKでした。ファルコが電子カルテ関連で対応した最初がRS_Baseだったようで、さすがRS_Baseという気分でした。電子カルテのダイナミクスのこともご存知で、電子カルテをファルコでも扱っているようで、それにしてしたらラボネットに蓄積してある過去データが生かせるのにと残念そうでした。現在日々の血液検査はフロッピーでの受け渡しが日常業務となっています。これまで、カルテを取り出して、検査伝票をカルテへ貼って、またカルテをカルテラックに戻す作業が結構大変でしたが、すべてパソコンからの閲覧と説明に必要な結果のプリントアウト作業に変わっていっています。  
診療所から発行する書類 紹介状作成も従来独自にACCESSで作っていたシステムに変わって、RS_Baseで作成中(練習中)。各種検査の添付も可能なので、かっこいい!

診断書はいくつかのテンプレートを用意しておき、貼り付け加工のみ

院内検診も今、カスタマイズ中。人間ドックがこれで管理できると最高なのですが、もう少し時間が必要です。

 
院外からいただく書類 他院からの紹介状、訪問看護報告書、他院での検診、薬剤情報などはスキャナーでファイリングしています。  
わたしのカルテ、自己記録 橋本クリニックの橋本先生が始めた「わたしのカルテ」六甲道診療所もわたしのカルテを使いはじめて5年がたちます。いろいろな記録を書いていただけるようになりました。しかし、これまでこれを本カルテに残すことができていませんでした。自宅での血圧測定の記録や自己血糖測定(これはカルテに残す義務がありますが)の記録をカルテにはっていましたが、これもスキャナーでファイリングし、各種検査と同じように一覧となって、閲覧が可能となりました。  
レントゲン 現状では、紙の照射録とそこに記入した所見をスキャナーで取り込みファイリングしています。2003年度の予算要求でデジタイザーをいうレントゲンフィルム用スキャナーを購入できれば、ほぼ全体の構想が完了しそうです。

そうそう、MRIやCTなど他院でのレントゲン写真はほとんど、フィルムを複製していただいて「返却不要」という形で持ってきていただけるのですが、これもデジタル化した何かの媒体で持ってきていただけることを期待しているのですが、一番近くで頻繁にCTをお願いしている西病院に聞いてみたのですが、対応できないようです。残念、六甲病院や神鋼病院のMRIはどうでしょう?

 

全国には、RS_Baseを使っている方は正確には把握されていないようですが、500人には達していないようです。日経ヘルスケアー2003年2月号で紹介があってからまたユーザーが増えているようです。

RS_BASE単独でも充分使用価値がありますが、電子カルテとリンクさせる方がいいでしょう。プロフェッショナルドクターやドクターソフト、オルカなどとのリンクも可能なようですが、なんといってもダイナミクスです。

そうこうしている間にも、バージョンアップのメールが届いているのではないでしょうか・・・

そして、7月ダイナ稼動と同時に、2画面表示を達成しました。